五島日記98年8月
| 現在の五島日記 |
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1998/6/3〜26 |
1998/7/3〜31 |
1998/8/1〜30 |
1998/9/3〜30 |
1998/10/1〜30 |
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1999/3/1〜31 |
1998/8/1 夏休み天体観察教室
今月から、また語尾を「です・ます調」にもどします。
13:30〜
15:00〜増沢等さん。
18:00〜「星と音楽の夕べ〜シチリアーナ集」増沢等さん。
19:20〜夏休み天体観察教室。木村かおるさん。
今日はあらたに二人の解説員のバーチャリウムを見たので、これで5人の解説員全員（国司さんをのぞく）の解説を体験しました。お二人とも、それぞれの流れでバーチャリウムを「つかって」いらっしゃいました。
それから、niftyのスペースフォーラムのプラネ部屋で発言されていた、五藤光学の笠原さんにもお会いできました。まぁ、お互い、すでに顔はみていたんですけどね。「この前、村松さんと写真撮ってたでしょう」と指摘されてしまいました。niftyのあの部屋では、にわか五島ブームになっています。まれにみるコメントツリーの大きさに。わたしは、「読み専門」を誓ってフォーラムをのぞいていたのですが・・・。
夜の天体観察教室でのテーマは「月のクレーターの観察」でした。お天気がよくないので、残念ながら屋上での月の観察はできませんでした。雲の向こうにうっすらと月の明かりが・・・。
そういえば、NHKの取材が入っていたので、２〜３日後にニュースかなにかでやるのではないでしょうか。要チェックです！
1998/8/2 観望会だったけど
12:00〜村松さん
16:30〜村松さん
18:00〜
18:30〜「観望会」
12時の回では、なかなか良いものを見せてもらえました。わけあって、南天の星がたくさん見られたのです。特に、ツァイスが横に寝ているあたり、ちょうどバリ島での星空ですね。大マゼラン、小マゼラン。それから、村松さんの勇姿も見られました。いまどきの空、ベガがないと寂しいですよね。
観望会はやはりくもりでした。遠くの空は晴れているのに。
なんとか、月の輪郭を望遠鏡で見たところでお開き。わざわざ来てくれたお客さんがたくさんいて、残念でした。でも、お天気ばかりはしかたがない。それを知るのも天文学には必要ですね。
みんなでご飯を食べて、東急文化会館の前に出て見上げると、くっきりお月様。あれれ。それでもスカッと晴れていたわけではなかったようです。
1998/8/7 サイエンス・ショー
16:30〜
18:00〜村松さん
19:30〜「サイエンス・ショー〜スーパーコンピュータで体験する銀河衝突シュミレーション〜」
もう、バーチャリウムも今日で13回目の投影です。いやぁ、上には上がいて、もう50回も60回も見ている方もいらっしゃいます。といっても、それは五藤光学の方（zabadak fanなのですね！！）で、もちろんお仕事なのです。どうやら、五藤光学の方にも私の存在を認知されてしまったようです（そりゃそうだ、いくたびに挨拶に行くんだから）。
何度も見ていると、バーチャリウムが進化した様子がわかることもあります。バーチャリウムはリアルタイムでＣＧをつくって投影するシステムなので、コンピュータに指令を出せば、すぐに変化させることができるんですよ。ビデオやフィルムではできない芸当です。すごい！
わたしみたいなのは特殊な物好きなのでしょうが、キトラのナレーションがやっぱり飽きますね。生解説の惑星探検は各解説員、毎回、それぞれ微妙にちがったり工夫に変化があったりするので、飽きることはないんですけど。
16:30〜の回。
黄道の説明のあと、惑星探検に行くつなぎでのセリフ。
「昔はこれを占星術につかったりしました。でも、それは古い！」
（未だ、占いブームは衰えることはないし、わたしも占い好きなのになぁ。）
「今は、木星や土星がどういう星か、ということの方がおもしろい！！」
（なるほどー、そうかぁ。そうねぇ、それはいえるねぇ。）
村松さんの回。
惑星探検を終えて、地球に無事帰還したけれど、バーチャリウムの邪魔にならないようにツァイスはまだ寝ていました（つまり、赤道付近の緯度での星空をうつしている）。
「でも、これはインドネシアのバリ島の星空ですね。日本に戻りましょう」
と、わたしのバリ好きを見透かしたようなコメントを加えてくださいました。嬉しかったです！
「サイエンス・ショー〜スーパーコンピュータで体験する銀河衝突シュミレーション〜」
これはとっても楽しめました。講師は理化学研究所の戎崎先生。この方が、大変なエンターテイナー！解説員さんとのやりとりもコミカルかつあたたかい、まさしく「ショー」と呼ぶにふさわしいものでした。
まずプラネタリウムをつかいます。これが、「ツァイスの全てをあなたに！」というくらいのはたらきぶり。ファンとしては興奮します。
はじめは夏の星座のお話、解説員さんが突然の星座絵の要求に答えます。
次に、惑星の運動をしめして、惑星と恒星の違いを説明します。2001年までツァイスをぐるぐる動かして木星の逆行も確認。太陽系の中での惑星の位置を確かめてから、もう一度惑星の動きを見てみます。これ、教材にほしい！というくらいわかりやすいです。
そうして、南天の空も見に行きます。天の川の幅の広いところは我らが銀河系の中心方向のふくらんだ方向を見ているからだ、と銀河の話に入っています。
南天にいったのに、アンドロメダ銀河やかみのけ座銀河団の話になり、その要求にも解説員さんは答えて、プラネでおいかけます。
ようやく、いろいろな形の銀河のスライドをみるようになって、それはどうやってできたのか、シュミレーションの登場です。
二つの銀河が、ぶつかったとき、通り抜けたとき、いくつもの銀河がぶつかったとき、いくつかのタイプがありました。自在に視点を変えて眺められていいですよ。昔、NHKの番組でも同じようなシュミレーションを見たことがあったけれど、20mドームの迫力はさすがです。
-----11日にこのＨＰのご訪問者の元気さんからメールが届きました。-----
＞ はじめまして。
＞ この前の金曜日、プラネタリウムにいきました。へんなイベントやっていました。情緒がなくて、ありゃいかん。いきましたか？
＞ では。
同じサイエンスショーを見ていたのですね。
その後、詳しい感想をおくってくださいました。
＞ 僕は五島のプラネタリウムは好きです。実は、一度しか行っていなかったのですが、無駄のない番組構成、そして大きなドームが好きでした。
＞ 飾りっけのないところが、逆に気持ちをシンクロさせやすくなります。本物の星空をみて、気持ちが落ち着いていくのと、同じようになりました。
＞ しかし、先日は久しぶりに行った時には運がよくというか悪くというか、特別なイベントに入っていました。先生が映像が写っている時、いろいろと力説されていて、ゆっくり見ていられなかったです。
＞ とはいいつつ、「宇宙って不思議だな。なんでだろう」っていう気持ちはおきてきて、その答えをわかりやすくビジュアルで見せてくれるのには、素直に感動しました。科学の進歩って、すごいですね。
五島の魅力ってなんなのだろう？？といつも考えています。いくつかの答が見つかったような気がします。
元気さんは美術館めぐりの好きな「情緒」を愛する方とお見受けしました。五島には「情緒」があるのですね。だから、落ちつくし、安心して身も心もまかせられるのでしょう。
1998/8/9 星の会ジュニア例会
9:30〜星の会ジュニア例会「ハッブル宇宙望遠鏡で見た、星の一生」
10:30〜重井さん やさしい星空教室
12:00〜増沢さん
オリオン座だけはわかる、という人はたくさんいます。たいてい、オリオン座しかわからない、という言い方をされます。でも、ここにあるオリオン大星雲のなかには星の卵がたくさんあります。オリオン座は見つけやすいだけではないのです。その星座を知っているということはすごいことなのです。
重井さんまでもが、さそりを「ザリガニじゃないですよー」なんていいます。
重井さんの投影が始まる前に、私のかばんがこわれてしまいました。くちがしまりません。今日はこれから小田原に谷啓やマリーンを見に行くのに、これでは困ります。そうでなくても、混んでる電車に乗って帰れないほどに、ぱっくりしているので、投影後に急遽かばんを買いに東急文化会館から出ました。
渋谷の混んでるところには行きたくないと思って、井の頭線の駅のすぐ降りたところのお店で探し、意外と早くちょうどいいものを見つけたので、なんと次の投影に間にあってしまったのでした。
そうして増沢さんの投影を見ました。
1998/8/13 おこさまと見学
いとこの一家がうちに泊まりに来たので、みんなで渋谷へ遊びに行きました。発起人はもちろんわたしです。メンバーはいとこ（女性）とそのこどもたち（小２男の子・中１女の子）とわたしの4人です。アニメイトやデパート、電力館をまわって、さいごは五島でしめました。
・けっこう混んでる
わたしの独断で3:00の村松さんの回にいきました。早い時間の投影を見て帰ろうと言うメンバーを、説得しました。
お盆休みの真っ昼間ということで大にぎわいの五島。ホスト役のわたしの意地で、北側の席を4つ確保しました。売店の国司さんも久しぶりにお会いした伊東さんも忙しそうです。
・大うけしている
お客さんが多いからか、村松さんも絶好調です。反応が大きいので、調子が出るのでしょう。
都会の星空から山奥の星空へうつるところは・・・わたしの友達みんなが、あの瞬間にお客さんが出すため息のような歓声がたまらなく好き、といいますけれど・・・今日のその声が悲鳴のようにあがりました。たくさんの方が感動して思わず漏らした声が集まっての声です。ま、それだけ、ふだんは星空やプラネをみたことのない人たちが集まっていたということですね。ちょっと前のわたしです。
・ハプニング その１ メモを取る。
お客さんが多いといろいろなことが起こります。
わたしたちのちょうど隣の席に座っていた女の子二人組。高校生か大学生くらいです。学校の宿題のようで、記入用のプリントを持っていました。
投影が始まり、天の川の見える山奥でその子たちが懐中電灯をつけたのです。控えめにつけていますが、真っ暗のドームではかなり目立ちます。わたしも子供たちにプラネの宿題に出すときにいつも心配するのがこれ（と録音）です。やらないように注意をしますが、現場でどうなのかはわかりません。そういうこともあって、わたしも加害者のうちのひとりにはいってしまうかもしれず、注意するのをためらいました。
すると、すかさず村松さんがやんわりと注意されました。二人のすぐにしまいました。その後も何度か携帯電話の明かりをつけてかきこんでいたようです。そうやってドームから目を離したすきに、ポインターが大切なところを指してくれているのに・・・・と思うと、このやり方はあまりうまいやり方ではありませんね。
・ハプニング その2 写真を撮る。
突然、目の前が真っ白になりました。ポケモン事件のような気分です。暗順応した目には、カメラのフラッシュは強すぎる刺激です。
ちょうど、バーチャリウムで投影された美しい星座絵が全天を覆ったときでした。あまりに幻想的な光景をフィルムに残そうとしたのでしょう。
しかし、五島内は撮影禁止、投影中のフラッシュなんてもっての外です。星や星座絵はフラッシュの強い光に消されてしまいますのでうつりません。やめましょう。
まぁ、わたしだったら、りりしいツァイス投影機が写ればもう満足だけどね。
もちろん、その場で厳重注意を受けていました。
・ざりがに〜！
いつもいつも思っていました。サソリの星座絵をみて「ザリガニ」という子は本当にいるのかしら？
いました。しかも、結構しつこい子が。
「サソリ！」「サソリ！」と他の子たちが言っている中、「ざりがに〜！」と絶叫しているのです。
「日本ではサソリなんて見ないから、ザリガニと思っても当然ですよね」
という村松さんのフォローがありました。そのあと、今日見た夏の星座をもう一度振り返ったとき、「ざりがに〜！」という声はまだ聞こえました。これには、まわりのお客さんも笑ってしまっていましたね。
・同行者の感想
1998/8/14 えみちゃんと見学
星好きのえみちゃんがふたたび五島に足を運んでくれました。17:30に仕事が終わってから新宿より駆けつけてぎりぎりセーフ。
18:00からの投影はきのうよりはひかえめに、村松さんの回でした。
・えみちゃんの感想
明日付けで発売の「地上に星空を」という本を買ってしまいました。2ヶ月前から楽しみにしていた本です。・・・またマニアックなものを買ってしまった・・・という感じの本です。
この日、7日のサイエンスショーを見た方から感想メールをいただきました。
1998/8/20 ハッピーメール
こんなハッピーなメールをいただきました。
以前からＨＰにご訪問してくださっているAくんからのメールです。
＞ 突然で…プライベートな話でなんなのですが、僕に彼女ができました。
＞この前、一緒に五島に行った彼女です。
＞ 実は僕、プラネタリウムに一緒に行った人と付き合えると言う事が、2度続いていました。
＞ だから、それをジンクスみたいに思って、彼女を五島に連れていったのです。
＞ そして先日、彼女彼氏の関係になれました。
＞ 彼女に会うためのジンクスなんだろうなと、今になって僕は思っています。
＞ 僕にとって五島は忘れられない場所になりそうです。
きっと前のジンクスの時には五島でなかったのではないでしょうか。
五島で結ばれたのなら大丈夫！
最後のジンクスとなることをお星さまにお祈りしています。
これからは、二人で仲良く五島通いできるといいですね。
くれぐれも、お星さまとツァイスと解説員に彼女のハートを奪われぬよう、ご注意ください。
気づいたら、ある日彼女は星の会に入り、そして一日連続６投影を見るようになるかもしれません。
こんなハッピーなお話をきけるなんて、わたしまでハッピーハッピー。
ファンクラブＨＰをつくらなかったら、ちょっと前まで知らなかった人のプライベートハッピーお話をきくこともなかったのでしょう。
五島は本当に愛すべきところです。
1998/8/21 白鳥とさそり
大島でいっしょだった岸さんがこの前の日曜に突然電話をくれました。
「この前バーチャリウムみたよー。今度は村松さんのが見たいなー」
というので、例会のある今日、1:30からの村松さんを見る約束をしていました。
わたしはフライングして12:00からの増沢さんの投影から見ました。
（だって、一週間もがまんしていたんだもん）
前半の星空解説で、バーチャリウムの星座絵が出てきます。
「あれ？」
幻想的な絵がズームインで現れ、ズームアウトで消えます。ところが、白鳥座の絵がズームアウトしながらさそり座のアンタレスの方へすーっと流れて消えていきました。
白鳥の飛ぶ南の方向に赤く光るアンタレスがある、というつながりです。
今まではなかった星座絵の「動き」です。すると次に出てくるさそり座も下の方からまるで歩くようにセリあがってきました。
「また、あたらしく手を加えたな〜」
嬉しくって密やかに拍手をしました。
投影後、すぐに五藤光学の笠原さんと顔を合わせたので
「星座絵、何時から動くようになったんですか？！」
ときくと、白鳥は２、３日前から。さそりはなんと今朝から、とのこと。
なかなかやります。こういうふうに、バーチャリウムスタッフがいつもいていろいろやってくれるのなら、バーチャリウムは「生」に近いシステムになれるのだな、と思いました。
｢岸さんの感想
・また見たいと思わせる、そんな投影でした。よい映画を見てまた見たいと思うのと同じように。
オートプラネでも、そういう番組がたくさんできるといいですよね。心に残る、よいプログラム。
それから、今日は実は理科の会のやすくんも村松さんの投影を見にきていたそうです。
｢ やすくんの感想
｢ 注意！
バーチャリウムに入るときにツァイスを横に寝かせます。そのときに星が北に動いていきます。緯度が低くなるので南の星座が見えてきます。
今日、増沢さんの投影ではそのときの説明は何もなく、他のお話もない、ブランク状態でした。
「これ、日周運動と勘違いする人がいるかも・・・」
意地悪い見方かもしれませんが、そう思いました。それは、わたしが生徒たちにプラネの宿題をだすとき、星を眺めていないとふだんはなかなか体験できない、星の動き（日周運動）を見てほしい、というのがねらいのひとつだからです。
そう思っていたら、今日同じ回を見ていた方から次のような報告がありました。
＞後ろに座っていたお子さまとお父様とのやりとりがきこえてきました。
＞お父様がお子さまに教えてあげています。
＞「ほら、時間が経ったから星が動いていくよ」
＞こどもは腑に落ちないようで、「えー、でもぉ・・・」という感じだったようですが、お父様は同じ説明を繰り返していました。よっぽど振り返って教えてあげようかと思いましたが、できませんでした。
そこで振り返ったら、たいしたものです！
まぁ、そのときの親子さんがこのページを見ることはないでしょうが、念のため、ご注意申し上げます。あれは日周運動ではありません。
他にも初メールをいただきました。
＞実は今日初めて五島プラネタリウムに行ってきました。
＞感激しました。
＞お土産に星座早見表、キーホルダーなどいろいろ買いました。
＞私もこれから毎月通ってしまいそうです。
＞HPで紹介されていた回数券は絶対利用しようと思いました。
自分の好きなものに対して見知らぬ人が「感激」して喜んでくれるなんて、これはとてつもなく大きな喜びです。
回数券の次は特別会員ですね！（特別会員については明日の日記を見てね）
1998/8/22 五島をいっぱい見たい！
おめでとう！見学60回！！
ありがとう！ツァイス！！
というわけで、今年度（４月から）60回目の投影見学を達成しました。
ひまだな〜とあらためて責められそうな気配です。
決してわたしはひまなわけでは・・・
べ・・・勉強です！
こんなメールもいただきました。
＞ところで、みわさんは１日何回みているのですか？
＞投影時刻と解説者の記録をみて不思議に思いました。
＞入れ替え制ではないのですか？
＞そうだったら私も何回も見ちゃいます。
ついに、恐れていた質問が来てしまいました。
そうです、五島は入れ替え制です。
ですから、投影後、一度外に出て、列に並び、券を買って、また入ります。
一日6回見ると900円×6回=5400円かかります。
というのはうそで、わたしは星の会特別会員なので会員証を見せれば通常投影は一年間無料なのです。
だから、投影後、入り口へいって、「次も見ます」と自己申告しています。
特別会員の年会費は15000円です。
通常会員（年会費5000円で通常投影500円）と比べても20回も見ればもとがとれます。
投資する気のある方はともに特別会員になりましょう。
（かおるさんにまで「今日は何回見たんですか？」ときかれたのにはハズカシかった。それがかおるさんとはじめてのプライベートな会話なのに・・・）
1998/8/23 星座が降ってきた！
今日は遊園地時代にお世話になったみよちゃんとけいちゃんと行きました。
現地集合現地解散でしたので、わたしは少し早めに行って渋谷川探索をしました。
3人で見た15:00の村松さんの回は、日曜日ということでこんでいる上に、お客さんの活気にあふれていました。
それからロフトにお買いものに行って、わたしはその夜のクワトロでの原マスミさんのライブに行こうかと思っていたのですが、歩き疲れたので、五島に戻り、18:00からの村松さんの投影を再びみることにしました。（良く考えると、お昼食べていなくておなかがすいていたから元気がなくなったのかも）
その最終回。前半の星空解説で、星座絵がたくさん出たあと、星座絵がまたまた違う動きをしました！
今までだとそれぞれがそれぞれの場所でズームアウトしていました。それが、絵が降ってくるように四方八方に散らばって消えました！
15:00の回には気づかなかったので、とてもびっくりしました。
「こんなの、いくらなんでも30分の休憩時間にプログラム変えるなんてしないだろうから、朝からかなぁ。でも、さっきは気づかなかったなぁ」
投影が終わって村松さんが「あれ、見た！？」とやってきました。星座絵のことでした。
やはり、「さっき」変えたばかりで前の回までは今まで通りだったそうです。
いやはや、バーチャリウムとそれを扱う五藤光学の方々は素晴らしい！！
1998/8/24 ようこそ五島へ
---ＨＰご訪問者のIさんからメールをいただきました。---
私がプラネタリウムに足を運んだきっかけは、モルディブ旅行です。
先月モルディブで、今までに見たことのない満天の星空を見ました。
一瞬言葉を失うくらいでした。天の川がきれいでした。
しばらくの間、ただ眺めていました。
それだけで何か心が満たされる感じがしました。
その後、”おそらくあれが蠍座よ”って教えてもらいました。
たぶんその空には有名な南十字星もあったはず。
日本ではなかなか見れないのに目に焼きつけられなかったことが残念で、残念でたまらなくなりました。
旅行から帰ってきた私は、
”もっと星座を覚えて、またあの満天の星空を見たい”
と思うようになりました。
五島のプラネタリウムを見ました。
富士山の頂上から見える星空を間近にしたとき、あのモルディブでの感動が蘇りました。
ちょうどここ数日、仕事もハードで精神的にもイライラしていた私は、とっても癒されました。涙が出てきました。
きっとみわさんになら、この感覚をわかってもらえると思うのですが…。
時間を忘れさせてくれる、
現実の嫌なことを忘れさせてくれる、
やさしい気持ちにさせてくれる、
満天の星空にはそんなパワーがあるのです。
---五島の星空は、満天の星空に匹敵するものだったのですね。また、五島には人のあたたかさのパワーもあります。とてもやさしい気持ちにさせてくれます。---
キトラ古墳…素人の私にはちょっと難しかったです。
恒星間フライト…ちょっと目が回りました。
中学生の頃を思い出しました。
あの頃の私は科学が大好きで、宇宙旅行が夢でした。
最近ではそんな夢があったことも忘れていました。
”プラネタリウムはいつも同じような内容”と勝手に思い込んでいました。（ごめんなさい）
しかし、今回いろいろな企画が施されていることを知りました。
もう次回が楽しみで仕方ありません。
そんなわけで、近々また見に行きます。
東京には実にたくさんのプラネタリウムがあるのですね。
これって、東京には”本当の空”がないということなんでしょうね。
プラネタリウムのスタッフの皆さんのお仕事は、ただ知識の伝達だけではなくて、私達に夢を与えてくれるすばらしいもの。
これからも頑張ってください。
みわさんとスタッフの皆さん、くだらなことを長々と書いてすみません。
そして最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
---はやく、我らのように五島中毒になられることを切望します。---
1998/8/30 さよならバーチャリウム
なぜだか去年も一昨年も8月30日に五島に行っているので、今年もいくことにしました。わたしにとってはこの夏休み最後の五島、つまり、バーチャリウム千秋楽です。
15:00〜村松さん。
16:30〜
18:00〜村松さん。
今日は金星にも火星も行くというスペシャルコースでした。解説員さんによると「こんな悪いお天気の中にせっかく来てくださったので」とのこと。きっと31日もサービスしているのではないでしょうか。
もう20回以上見たバーチャリウムだけれど、これで見納めかと思うと少し寂しい気持ちになります。
宇宙酔いをしなくなったので、もう慣れたと思っていました。しかし。
惑星が向こうから近付いてくると、それに目の焦点をあわせて調節していました。目はまだだまされているのです。本当はスクリーンのドームとの距離はかわらないのに、近付いてくる、と目は認識していました。まだまだたのしめそうです。
もしもまた五島で同じ様な企画をやるときには、行き先アンケート式と解説員操縦式を実現してほしい、というのが希望です。生の五島ならでは！の企画をしてほしいです。
最後にバーチャリウムの感想をもう一度まとめてみます。
はじめてみたときは、「わーすごい」と思って画面を目でおうだけであっと言う間に終わってしまいました。
三回目くらいから、じっくりとお話もきけるようになりました。よくきいてみると、実に詳しいガイドをされていました。
そして、バーチャリウムのシステムにも目が行く余裕が出てきました。すると、はじめてみたときにはわからなかった「バーチャリウムのすごさ」が見えてきました。「CG映像なんて」最近はめずらしくありません。とも一見感じてしまいがちです。でも、あれはすごいんです。CGをつくるための火星の恒星のうつしかた、移動している我々の位置、から、プロジェクターやコンピューター、画面のゆがみの出し方、六つの画面のつなぎ目・・・etc。そして、さらにバーチャリウムを見たくなりました。
わたしの好奇心をかりたてた投影、ドーム内外に設置されていたシステム（実用面では、邪魔だからないほうがいいという考えになりますが、これみよがしに謎の機械おいてあるのはとても興味をそそられるので、邪魔でいいこともあります）、に夏休みは翻弄されました。
でも、その好奇心をくすぐったのは本当は、いつもいつもほんのちょっとだけれどお話ししてくださった、五島と五藤のスタッフのみなさんなのかもしれません。両スタッフともに、良いものを作ろう、という姿勢や意欲が伝わってきて、ついまた五島にあしを運んでしまうのでした。（注：五藤光学はバーチャリウムをつくった会社。五藤光学の技術スタッフが夏休み中は常駐していた）
今日も千秋楽ではいつもいらっしゃった顔ぶれが見られずに、それだけが心残りでした。
もしかしたらこのＨＰを見てくださることがあるかもしれません。この場を借りて御礼申し上げます。
夏休み中はたいへんお世話になりました。すてきな投影をありがとうございます。
バーチャリウムのさらなる発展をお祈りします。
この夏、バーチャリウムという新しいシステムの世界に触れて、あらためてわかりました。
どんな素晴らしいシステムでも、使うのは人間、見るのも人間、そして、作るのも人間。
それぞれの思いがしっかりと伝われば、ちゃんとシステムがいかされる、ということを。大切なのは人間です。
ふつう、作り手は表にちょくせつでてくることはありません。その分は表に立っている解説員が橋渡しをできるとすばらしいですね！五島はそれができる館です。
バーチャリウムありがとうございました。お疲れ様です。
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