五島日記1998年12月
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1998/12/9 すばる望遠鏡
やっと１２月の投影を見ることができました。
今日はかおるさんの回と村松さんの回を見ました。
今月の番組は「宇宙を探る巨大な目〜ハワイにできた日本のすばる望遠鏡〜」です。内容は・・・
ガリレオガリレイからはじまる望遠鏡の発達
屈折望遠鏡から反射望遠鏡へ
望遠鏡の巨大化
反射鏡の大きさの限界
・・・すばる望遠鏡の鏡がいかにすごいか！
どうして日本の望遠鏡なのにハワイの山の上につくったのか
大気・天気・湿度・交通・・・などなど
望遠鏡をたてる場所にも理由がある
・・・すばる望遠鏡のあるのがいかにいいところか！
望遠鏡をつかってわかること
光だけをとらえて観測するのではない！
X線・紫外線・光・赤外線・電波・・・いろいろなものを星は出している
それぞれをとらえる方法
それぞれからわかること
・・・すばる望遠鏡にこんな期待をしている！！
かなりおおざっぱですが、こんな流れでしょうか。
すばる望遠鏡のかっこいいところ、一挙紹介！ですね。
反対に、現在わかっていることは今までの望遠鏡によって観測・研究されたけっかなのですから、あらためて望遠鏡そのものの「すごさ」を感じました。
ガリレオが自作の望遠鏡で天の川をみるまでは、天の川が星の集まりだってわからなかったのですからね。（それを認めてもらえず、大変なことになるのだが・・・）
地上の大望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡が撮った写真を見ていると、本当に星空って宝石箱みたいに思えてきます。
普通に眺めると、あんな星雲や銀河のいろいろな色や、不思議なかたちなんて見えないのに。六会の空でも、普通の星さえみえない。無表情な灰色の夜空です。
わたしたちが生まれてきた秘密や宇宙が生まれた秘密が隠されている空。望遠鏡で調べると、きれいなだけではない、そんな宝石がちりばめられていることに気づくのです。
1998/12/9 星空ファンタジー
今月の星空ファンタジーは「静かに、美しくクリスマス音楽」。
２３日がクリスマスコンサートで、３０日は休館だから、もう来週１６日しか星空ファンタジーを見られません（で寝られません？）。お見のがしないよう、しっかり見てくださいね。
パッヘルベルのカノン、Ｇ線上のアリアにはじまり、賛美歌（かなぁ）も加わりながらの気持ちの良い１時間でした。
今日はあちらもこちらも２人組ばっかりで、さすがのわたしもドームに入るのを躊躇してしまいました。
クリスマスの投影なんてすごいんだろうなぁ〜。まけないぞぉ〜！！
1998/12/14 NHK総合「首都圏いきいきワイド」
ふたご群の流星がたくさん見られたこの日（翌日というべきか？）２週間ほど前に五島で取材されたようすがNHKで放映されました。予定よりも大幅にカットになったらしいけれど、師匠がばっちり出ていました。
月曜日の休館日、メンテをしている師匠のところにカメラが近づいてインタビュー。
ツァイスの中に入っている1000Wの電球を出して見せたり、いつもの口のうまい師匠ならではの「この中をのぞくと・・・宇宙が広がっている」というセリフも決まり、とっても楽しませていただきました。
1998/12/16 のぶりんさんOFF
今日は柏のプラネタリウムののぶりんさんが取材に来ました。ふたりでプラネをなめるように取材しました。のぶりんさんはまだ舐めたりなかった様子です。
また、五島へのDEEPな愛をみてしまいました。
1998/12/17 「ハイビジョンでこんにちは」
師匠が「ハイビジョンでこんにちは」に８月に続いて生出演し、「秋に見られた流星群・冬の流星群」についてのお話をしました。でも、ハイビジョンってどこで見るの？？？
あとでビデオを見せてもらったら、８月にでたときよりも落ちついた感じでとってもよくなったと思いました。さすが、師匠！！
ふだん、暗いドームで話しているだけに、TVのスタジオの明るい照明にとても緊張されたそうです。いやいや、そうは見えない見事な話しっぷりでした。
投影の方は、久々に増沢さんのも見ました。見るごとに話し方がソフトになっていく気がしました。どうしてなんだろう？小中学生が多かったからかしら？おとなのわたしも気分良くなっちゃう話し方ですね〜。
村松さんの投影を見ても、五島のみなさんの話し方は、声がいいな〜、と思いました。声がね、あたたかいんです。話の内容より前に、まず声のトリコになってしまうのかも・・・。
村松さんは一週間前に見た投影とは少し違う導入をしていました。この一週間、喋ってお客さんの反応を見た成果なのですね。
1998/12/18 星の会例会「しし群の結果について」
今月は「しし群の結果について」のお話。
流星物質の分布についての、ふつうより細かいお話がありました。なるほどなるほど。惑星の摂動などによって、分布は複雑な形になっているようです。流星群の予想は難しいわけだ。
もっとたくさんの観測データが集まると、分布ももっとよくわかるのだろうなぁ。そうすると、流星群の予想もぴたっとあうようになっちゃって、それはそれでつまらないような気もします。 流星雨になるのかなー、たくさん見えるかなー、と思いながら星空を眺めるの結果あまり流星が見られなかったとしてもはそれだけでもかなり楽しいから。
でも、そうするとまた次の予想の難しいことが見つかって、それを楽しむ（苦しむ？）んだろうなー、と思うのです。掘り出しても掘り出しても、永遠に出てくる宝石のようなのです。
1998/12/20 今月はちょっと早めの観望会
今日の観望会は風が強かったけれどシーイングはよく、とっても楽しめました。星の会に入ってから、晴れている観望会に参加したのは今日がはじめて！
木星はガリレオ衛星と縞が２本くらい、土星は美しい環と衛星が１こ、よく見えました。なのに、見に来た人はいつもより少なくて、もったいないね、ってみんなで話していました。師走ですからね。みなさん、忙しいいんでしょうね。
木星と土星を見ている望遠鏡の横で、双眼鏡ですばるやヒヤデス星団を見たり、夏の大三角をたどったり、渋谷の空でも結構楽しめます。都会でも星空は楽しめるんだ！ということを確認した夜でした。
そのころ、五プラのドームでは２３日のラブノーツライブのリハーサルが行われていました。リハ前にはミュージシャンの方々も屋上の観望会に顔を出してくださり、わーみえたみえたーーー！！と喜んで戻って行かれました。
この夜、こんなこともありました。
1998/12/23 ラブノーツ・クリスマスライブ
今年のクリスマス生ライブはラブノーツ。
でも、かなりがっかり。
それは、ライブそのものが「ラブノーツの」ライブとして行われたような内容だったこと。
星空の解説がひとつもなかったこと。
ライブ演奏の照明があるので、星空も楽しめなかったこと。
進行の未熟さ。（ナレーション、演奏者自身によるMCも）
選曲、演奏曲順のまとまりのなさ。（プロでなければゆるせるんだけど）
プラネタリウム・・・星空・・・ロマンティックなイメージ・・・
一般にはこう思われているかも知れない。しかも、ここに「クリスマスイブ」が加わると世間ではいっそうこのイメージは強まるらしい。でも、五プラではふだんでもクリスマスでも、そうは感じさせない。それが、五プラの好きなところだ。ロマンティックじゃない。スタッフの「星が好き」という強い現実。それがひしひしと伝わる。だから、たくさんの人の心に響く。
ところが、このライブはそうではなかった。
こういう番組だって最初からわかっていたら、このHPで私がおすすめしたかどうかはわからない。
内容を知らないままチケットを買って、みんなに勧めたりしたのは、五プラのつくるもの（番組）を信用していたから。だけど、そうじゃなかった。
五プラが、狙いがあって番組をつくるのなら、わたしはそれに対してとやかく言えない。でも、応援するのはやめる。
わたしがこのHPをつくって、たくさんの五プラファンからのメールをもらって、共通した意見は
「五プラの生解説が好き」
「スタッフの手作りが感じられるあたたかさが好き」
だった。これが感じられないライブだった、ともいえる。
五プラは歴史もあり、内容もしっかりしている。だからといってお客さんがいっぱいでいつも賑わっている、というわけでもない。ファンとはいえ、しょっちゅうプラネに通えるわけでもない。昔からのファンなら、今さら投影で天文学の初歩をきかなくっても、と思うかもしれない。
投影を見に来る人がいなければ、プラネは成り立たない。このやり方でお客さんは満足できないのかも、とつくる側も不安になるだろう。路線変更しなければ、と焦ることもあるかもしれない。
そんなことはないよ、このままやっていってよ。そういいたかったから私はこのHPをつくって応援することにした。こういう声は少ないのかな、やっぱりみんな満足してないのかな、と最初はわたしも不安だった。でも、ファンは続々と名乗りをあげてくれる。五プラを好きな人、応援する人は本当にたくさんいる。プラネタリウムが好きなんじゃない。この人たちは、五プラが好きなんだ。
声に出す必要がないと思って客である私たちはふつうは声を出さない。それが、五プラをふらつかせる原因のひとつかもしれない。だから、声に出そう。五プラが好きだって。改善してほしいことがあったら、ちゃんと伝えよう。
そんなコミュニケーションもとれるプラネタリウムなのだから。
★ ★ ★ ★ ★
話はまとまりません。私の中でも混乱したまま、この日記をかいています。
ラブノーツの件でこのHPを一時休止したのはこんなことからでした。
わたしが五プラを応援することは、「五プラはこうでなくちゃいけない」という何かを五プラに押しつけていることなんだろうか、やっちゃいけないことなんだろうか、と立ち止まって考えました。
ゆっくり冷静に考えて、やっぱりわたしは五プラを応援したいというところにもどりました。それに、これは「押しつけ」ではなく、五プラを愛する私たちの共通の「願い」です。
いつまでも五プラは、愛される存在でいてほしいと思っています。
このHPを見て、「じゃー、五プラってところに行ってみようかなー」と思って２３日のライブに行った方、いらっしゃるかもしれません。
期待したものと違って私のようにがっかりなさった方。
とても満足して帰られた方。
・・・どちらの場合も、五プラの本当の姿を見に、もう一度あしをお運びください。お願いします。
1998/12/24 プラネおさめ
今夜は「zabakarakujilaでクリスマス」というライブ（zabadakとkarakとqujilaとカイバレスとうてなが出た）があるので、その前に渋谷によって行きました。
本当は６時からの「星と音楽の夕べ」のクリスマス特集を見たかったけど、ライブは６時開場だったから、だめでした。だけど、４時半の回が終わって外に出ると、入り口前にはラブラブカップルの長蛇の列が・・・。あー、この選択は正しかったのかもしれません。
投影では、来年の干支のうさぎにちなんでうさぎ座も紹介されました。
星座絵が天球にいっぱいうつされる中に、今までなかったはずのうさぎ座がオリオンの足もとにちゃーんといました。誰かの強いリクエストがあったに違いありません。それに答える五島もやっぱりさすがです。
1998/12/31 大晦日
今年は「星のみわちゃん」になった一年でした。
来年も実り多い一年になりますように。
ここで今年の収穫を一挙公開ぃぃぃぃ！！（五島アンケート着順）
★みわ★
わたしは・・・やっぱり五プラの特別会員になって、
スタッフの皆さんとお話しできるようになって（内気な性格なもので・・・）、
このHPをつくって、新たな五島ファンに出会えて、
バリで南十字を見て、今井浜でしし群を見て、
季節の代表的な星座を覚えられて・・・って大収穫の年でした。
★のぶりん★
みわさんと五プラで会えたこと(=^_^=)
今年はプ〜になってしまった激動の年
でした。早いとこ天職（天文に関する
職業、略して天職）を探さないと・・・
辛いっす。
五プラで募集しないかな〜
★星野こゆき★
それは、
このページに出会えたことです。
★宮崎英彦★
・夏の星座がおぼえられた。
・五プラの解説員の方のまねが少しできるようになった。(^^;
・初めて火球と痕をみた。
・五プラファンクラブの8000番をゲット。7776と7778も。
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