五島日記99年3月
五島日記1999年3月
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1999/3/1 「渋谷の星」発見物語
火星と木星の軌道の間に、多数の小惑星があります。その数は、軌道がわかっているものだけでも約１万個。
そのうちの一つに「渋谷」という名前の小惑星があります。発見したのは我らが五島プラネタリウムの村松解説員。このファンクラブでも伝言板にときどき投稿してくれる方です。わたしの星の師匠でもあります。
今月は、その小惑星「渋谷」がテーマです。
・小惑星とはどんな天体
・小惑星はどこにある
・小惑星とはどんな大きさ、どんな形
・最初の小惑星の発見 ケレス
・日本での小惑星の観測、発見
・日本のアマチュアの大活躍
・村松さんの「渋谷」発見物語
・小惑星を命名するには
・どうして「渋谷」
こんな内容です。みどころは、
・日本で小惑星の観測をはじめたころ、１００年くらい前の麻布の写真
こんなところに国立天文台が！
・村松さんの１５年前の若々しい写真
やっぱり男は５０才から・・・？
・自転しながら公転する小惑星投影機
アニメーション映像でもビデオ映像でもないんですぅ！
1999/3/9 だん○三兄弟
ここのところ、世間をにぎわせている「だん○三兄弟」。ついに、五プラでも話題に！
1:30からの学習投影にて。
（オリオン座の解説中）「ここに３つ並んで星が・・・。先週あたりからこれを見ると、だんごに見えてきちゃう・・・」
村松さんの投影中にはさらに
「わたしもこの前知ったんですが、すごいんですってね。２５０万枚だしたそうで・・・」
うたいだすかという勢いだった。わたしが見るCD屋ではどこも平積みになってるんだけどなー・・・。ってここでこどものうた愛好家＆評論家になるとまたもめだすから、やめとこーっと。
村松さんの回にて。
はじめに「星の会」の来年度の申し込み受付がはじまる、とお知らせ宣伝があった。ジュニアの会は初心者対象の基礎的な天文のお話で、一般は最新の天文の話題をとりあげた例会をやりますよ、などという簡単な説明があって、
「特別会員になると、なんと一年間、一般投影が無料でみられます！」
とつづいた。
「１５０回も見ている人がココにいますよー！」
っていわれるんじゃないかと思ってひやひやした。（いわれなかったよ）
16:30からのかおるさんの投影。
小惑星の名前についてのお話中。「レオナルド」という小惑星がでてくる。
「これ、ディカプリオじゃないですよ」
って、こりゃー先々週の村松さんのネタといっしょじゃないかー！パクったのか？それとも、あまりに単純なネタで偶然なのか？実は、村松さんのネタはオリジナルじゃない。でも、若者に歩み寄ろうとする姿勢、なんという涙ぐましい努力だろう？？？
学習投影では、はじめのころはおしゃべりで騒がしかった。女子校のようで女の子ばかり。学校特有の妙な盛り上がりを見せていた。
このまましゃべり続けるのかな・・・？
と思っていると、ちがった。
「もっと高い山に登ると、こんな星空がみえてきます」
と、ドーム内を暗くして満天の星。ここで、きゃーきゃーが高まる。星に、ではなく、きゃーきゃーという声に対してさらにきゃーきゃー反応があって、うるさくなった。
ここで解説員さん、一度ドーム内を明るくする（郊外での星空。２等星が見えるくらい）。
「みなさんは明るい方が静かだから、今日は明るいままでお話をしましょう」
生徒たちから「えー」の声。特に目立つ声が３人くらいいる。
「静かにするから暗くしてくださーい」
「約束できますか？」
「約束しまーす」
「しかし。今日、みなさんは204名で入っています。そのうち約束できるといってくれたのはたったの３６人（どうやって数えたのかは不明）。それではできませんね」
といいながら、
「では、今日のわたしとみなさんの約束です。またうるさくなったり、関係ない笑い声があったりしたら、今度は明るいままでやりますよ」
と、解説員さんは全員と約束してしまった。それからは集中して静かになっていた。
特別な場所の特別な人だからこそつかえる技である。ちょっぴりうらやましい。
でも、大きなドームの中で対話しながらひきこんでいったところは、さすが、五島。解説員さん、さすが。
1999/3/19 星の会例会「渋谷の星の発見」
新潟から帰省していた五味さんが例会に参加しました。今日の例会は村松さんのお話。お話の最後の方には村松さんが発見や命名に関係した小惑星一覧が出てきて、小惑星miwaも少し触れられ、このHPの話もちょろっと出てきました。
題目は「渋谷」の星の発見−日本のアマチュアによる小惑星観測とその成果−ということで、講師は村松さん。
内容は小惑星ハンターでもある村松さんが、小惑星を探すようになった経緯、日本の小惑星発見の歴史と小惑星の「発見」のしかた、なぜ日本人の発見した小惑星が多いのか、なぜ彗星とは異なった命名法をとっているのか等々。一般投影のそれよりも深く、大変おもしろいお話でした。OHPを使った説明にちょっとびっくりしましたが、球面スクリーンにも案外きれいに写るものですね。
この日の収穫は、お話のほかにも、村松さんは実はジェスチャーがはげしいことを知ったことと（一度明るいところで講演をお聞きしたいものです）、一般投影のそれよりもさらに若い村松さんのお姿が拝見できたことでした(^o^)。
星の会の方々は、毎月こんなにおもしろいお話を聞けるのかと思うとうらやましいです。 （投稿者：五味）
1999/3/21 アクアマリンに出会う
湘南出身のアクアマリンというユニットをご存じでしょうか。星空界では話題のふたりです。今年の４月にメジャーデビューをはたすこのアクアマリンの「星空コンサート」があるっていうんでお手伝いと称して見に行きました。
「星空コンサート」は成田ゆめ牧場という観光牧場に併設されているオートキャンプ場内で夜、星空の下でおこなう野外コンサートで、望遠鏡も設置し、スライドをつかった星のおはなしとアクアマリンのうたとが絡み合いながらすすみます。残念ながらお天気が悪く、急遽キャンプ場内の事務所のログハウスのフロアでコンサートは行われ、星はみられませんでした。
２１日のお昼前、アクアマリンが到着しました。幸運にも紹介してもらう機会に恵まれ、はじめてお二人にお会いしました。ぎくしゃくしたのもつかの間、茅ヶ崎のミマスさん、平塚のSachikoさん、藤沢のみわ、ということからローカルな話題でおしゃべりがはずみました。
昼間には牧場で屋外での短いステージがあり、はじめて生でアクアマリンのうたをききました。それに、わたしが知っているアクアマリンの曲はシングルカットの２曲だけ。他の歌を聴くのも初めてです。
予想していたよりも歌詞がよく、とても気に入りました。シングルになったデビュー曲は大衆受けをねらっているのか、ちょっとぼやけた内容のように感じます。歌詞に星がでてきてもマニアックではなく、風景描写をつかった心理描写としてでてくるので、とってもいいのになー。普通の歌でも、風景や花がでてくるでしょう？星空通、地学好き、本物をながめているミマスさんだけあって、地に足の付いた描写です。こういう歌を待っていたんだ！
そんなわけで、アクアマリンを好きになりました。
五プラに通う前だったら・・・星を好きになる前でもアクアマリンのうたは好きになったでしょう。でも、アクアマリンの価値を今の半分も感じられないと思います。
---このあとしばらくして、アクアマリンを応援するのをやめました。
実際に流通したデビューシングルをきき、ライブハウスでのライブへいき、そのごの活動の様子をみていたら、わたしの音楽性とあわなかったからです。わたしがアクアマリンの魅力と感じていたものがどんどんなくなっていく・・・事務所や本人たちの方向性とわたしがもとめるところが違うのだとわかったので、アクアマリンをきくのをやめました。---
1999/3/25 相模原市立博物館プラネタリウム
学校の帰りにふっとよってしまいました。いつもよりたいと思っているけど、平日は3:50の一回キリしかないし、ちょっと交通の便の悪いところだから車でよりたいなー、だけど車で学校にいく火曜日は６限まで授業だし・・・というんでなかなか行けなかったのです。
今やっている投影は「はるかなる月をめざして〜ジュール・ベルヌの世界、そしてアポロ計画〜」というものでした。3/13から6/13までです。
アポロ計画をとおして未来への夢を持とう、夢実現のために努力をしよう、ということが主題ということはわかったけれど、 主題を「ジュール・ベルヌの世界」「アポロ計画」のどちらかを重くするのかもっとはっきりさせたほうがいい。クライマックスのないままに終わってしまったような印象。淡々とすすみすぎかな？
内容はわかりやすかっので、欲を言えば、というところでしょうか。
最初、お客はわたしと先に来ていたおじさんの２人だけかと思ってどきどきしたけど、始まる間際に宇宙研見学帰りの紳士淑女の６人ほどのグループが来てほっとしました。
日没からはじまったのに最後は朝にならなかったなぁ。これでは中学生の課題としておすすめ館には指定できない・・・て考えていると渋谷までいけってことになっちゃうんだよね。
1999/3/30 星の会見学会：国立天文台
1998年度の見学会は三鷹の国立天文台でした。ふだんははいれないというところまで余計に見られて、敷地内の桜は咲きほころび、６０名ほどの見学者は春も満喫してきました。
みどころはーーーー
子午環・・・天球の子午線上の天体の位置を正確に観測し、絶対位置を決定するための望遠鏡。
太陽フレア望遠鏡・・・ドームがスライド式（ガソリンスタンドの洗車装置のようにスライドするとなかの望遠鏡が顔を出す）。観測は自動化されていて、朝、晴れていれば人間がセッティングするだけでいい。
1.5m赤外線シミュレータ・・・すばる望遠鏡の観測装置の開発につかう。ここでテストして開発したものをハワイのすばるまで持っていくのかとおもうと、こころはもうマウナケア山頂へ。ここのドームの直径が6mくらいときき、すばるの8mを超える主鏡の大きさを実感！
65cm赤道儀式屈折望遠鏡・・・今では現役を退いた昭和一桁に設置された望遠鏡。65cmの屈折！反射じゃないんですよ！焦点距離が10mのその筒の姿はスマートで美しい。ツァイスイエナのプレートが重々しく光っていた。ドームは造船会社がつくったという。まるで舟底のようなドームの骨組み。
この日、最終回の投影ではこゆきさんがやってきて、わたしといっしょに見学会帰りのくろがねさんと初対面でした。
投稿者：くろがね
参加者の念力？どうやら天気も持ちこたえ桜の咲く構内に点在する施設を見学いたしました。
ここはツァイス君の大集合で新子午環器/６５センチ屈折/２０センチ屈折などツァイス君の好きな方には堪らない所でしょう。（６５センチのCALLZIESS/JENAの銘板は何時見ても惚れ惚れします。）
今回の見所は普段は公開していない太陽望遠鏡の建物が見られたことです。
（小惑星渋谷の投影で三鷹移転直後の東京天文台のスケッチが出てきますが、６５センチのド−ムの後方に描かれてます。）でも三鷹の主はやはり６５センチでしょうね。
今回の見学会は天文台の一般公開では中々じっくり見れない細部も見れたし桜も堪能できたし休眠中の２０センチ建物やゴ−チェ子午環の建物も見れましたが、出きれば中も見たかったな。
また例の如く見学時間がもう少しほしい！！
でも主催者の村松さん重井さんお休みの所写真屋さんしていただいた木村さん施設の解説をして頂いた「おのさん」（漢字が不明でしたので）お疲れ様でした。と共にありがとうございました。
（この後村松さんは本日の最終回の投影までしてました。すごいですね）
次回の見学会を楽しみにしてます。
（メカ好きを対象にプラネタリウム投影機の全て今赤裸々に明かすZIESSの全てなんて・・・）
勝ってなこと書いてすみません。１年を締めくくるのに大変良い見学会でした。
次回からも宜しくお願いします。
PS:こゆきさん始めてお目にかかりました。 今後ともよろしくね！
コメント投稿者：星野こゆき 投稿時刻：99/03/30(火) 23:44
こちらこそよろしくです！
伝言板でおしゃべりしてる人に実際に会うのは、なんだか不思議でユカイですね(^^)
３０日６時、村松さんの回に行けたので、３月の投影を見ることが出来ました。よかったー。
小惑星『しぶや』のお話をじっくり聞けました。オリオン座のだんご３兄弟も(^^)
小惑星見つけるのって大変だとはきいてましたが、ほんっっとにたーーいへんなんですねえ。顕微鏡とは！
国司さん、 村松さん、みわさん、くろがねさん、野村さんに会えて嬉しかったです。
明日の『星空ファンタジー』は村松さんですね。明日も行きます。
そのとき、例の、東急文化会館がうつってるガメラ３のパンフ持っていきます（ドーム隠れてるけど）
1999/3/31 星空ファンタジー
星空ファンタジー 投稿者：星野こゆきほえほえ〜 投稿日：99/04/01(木) 01:22
初めて行ってきました。解説は村松さん。遅くまでおつかれさまです。
企画意図ばっちりの安らぎの１時間でした。 α波出まくりですう。
きのうたっぷり眠ったからか全然眠くなく、ずーっと星空をながめていられました。
（これは企画意図に反しちゃったかな？）
みわさんに、こゆきさんにはものたりないかもって言われたけど、そんなことなかったですよ。
いつもの番組とは違う雰囲気の、五プラのもう一つの面を味わえました。多面体五プラ。
夜空をふわんふわん飛んでくる雲とか、たしか見たことなかったし。あれ面白かったなあ。
解説の（ほとんど）ない、宇宙空間を漂ってるようなゆったりとした時間にひたれました。
心身共に疲れてるときにすごくいいでしょうね（今日の私は元気すぎ）
『どうぞネクタイをゆるめてください』『眠ってしまってかまいません』『星が出ると解説したくなるのをガマンします』と言う村松さんの言葉に、後ろの席の人たち笑ってました。なんか嬉しかったな。
五プラ初めての人っぽかったなあ。気に入ってもらえたみたい。また来てねっ。
村松さんたら
「今日はきれいな星空ときれいな音楽で・・・せめます」
まわりでは「せめます」がうけている。
「星空が出ているのにお話しできないのは解説員にとって苦痛なんですが」
これもうけている。
「とちゅうでちょっとだけ・・・三分間星空講座をやりますから・・・」
これ、わたしだけ大うけ。これはアクアマリンのミマスさんがライブの途中で「三分間星空講座」なるものをやる、そのパクリ。二日前のアクアマリンのライブ村松さん自身が見て大うけしていた、それをさっそく取り入れるとは・・・。
今日で1998年度はおしまいです。
また明日から特別会員の一年は始まります。
1999/3/31 今年度の投影の集計
星空初心者のわたしにとって、五プラの星空は気軽に行ける満点の星空。キケンもなく、寒さの心配もしなくていい。遠くまで行かなくても良いし、夜中起きていなくても一晩分の星が眺められる光の庭。
繰り返し見ることによって少しずつ、星を覚えていきました。
また、五プラでの解説者による１時間の生解説は、同じように授業をするものにとって、とても勉強になる場でもあります。言葉の選び方、話の運び方、間の取り方、問いかけ方、スライドや図の効果的なつかいかた、ためになることばかりです。ドーム内で解説を聞きながら、感心したり、反省したりすることもたくさんあります。
そんなことから、この素晴らしい場所を応援しなくては、と五プラのサポート活動をおおっぴらにはじめてからは五プラへ行く回数も増え、投影を見に行くことと同じくらいにスタッフに会いに行くこと、五プラファンに会いに行くこと、も大きな楽しみになりました。特別な投影があれば、見てHPで紹介しなければ！と思うようになりました。同時に、客の目として、生意気にも五プラに感想や意見をぶつける回数も増えました。
今年度の集計は次の通りです。自分でも良く通ったなー、と思います。
この理由は前述の通りです。特殊な事情があることを察していただけたらと思います。
来年度はファンクラブイベントもあります。新しい形で五プラをサポートしていく予定です。
1998年度 見学した投影
全投影数：１５２投影
星の会ジュニアクラス例会参加：５回
一般クラス例会参加：１２回
イベント参加：大島・今井浜観望会、談話会、国立天文台見学会
投影のうちわけ
＊月別＊
４月・・・１０投影
５月・・・ ８投影
６月・・・１１投影
７月・・・１９投影
８月・・・２１投影
９月・・・１５投影
１０月・・・１６投影
１１月・・・１０投影
１２月・・・１３投影
１月・・・ ８投影
２月・・・１５投影
３月・・・１０投影
＊番組別＊
一般投影・・・・・・・・・１１５
やさしい星空教室・・・・・・・５
星と音楽の夕べ・・・・・・・・８
星空ファンタジー・・・・・・・５
星空最新ニュース・・・・・・・２
七夕の集い・・・・・・・・・・２
お月見の集い・・・・・・・・・２
バレンタイン星と音楽の夕べ・・１
特別投影しし座流星群・・・・・１
夏期天文講座・・・・・・・・・１
幼稚園投影・・・・・・・・・・１
学習投影・・・・・・・・・・・５
サイエンスショー
特別講座しし座流星群
星空とヒーリングミュージックの夕べ
ラブノーツクリスマスライブ
＊解説員別＊（敬称略）１５２回中
増沢 等・・・・２１
村松 修・・・・６６
国司 真・・・・１３
木村かおる・・・２０
重井美香・・・・１７
（その他・・・・４）
☆ちなみによそのプラネタリウム☆
町田東急スターホール
「オーロラ紀行」
ベネッセスタードーム
「ムーンライトカーニバル」
府中郷土の森プラネタリウム
「宇宙への扉プロローグ」
サンシャインプラネタリウム
「それでも地球は動いている」
「これであなたもプラネタリアン・星のお兄さんライブ」
湘南台文化センターこども館プラネタリウム
「星形成領域を進め」
相模原市立博物館プラネタリウム
「はるかなる月をめざして」
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