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６/１７ 中野ライブ
銀河鉄道の夜（間奏ナレ−ション）本番用
１分５０秒〜２分
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今夜は満月。
いて座の中に月が輝いています。
いて座の後に昇るのはやぎ座。
さらにみずがめ座と誕生日の星座が続きます。
今、みずがめ座に輝く小さな星についてご紹介します。
その星は、１９９４年１月１４日の夜、かに座 を撮影した
フィルムの中から見つかりました。
太陽から４億ｋｍも離れ、肉眼では見えない淡い輝きで、
４年５ｶ月かけてゆっくり公転する小惑星でした。
この星は、南米チリの天文台で観測されたものの、
行方不明となって、３年以上、誰にも知られずに
まわり続けていたのです。
その星の直径は１２ｋｍ、
星の王子さまが暮す星にくらべれば、
はるかに大きなものです。
１９９９年５月４日、
この星は１０５６６番目の小惑星として
国際天文学連合から登録されたことが発表になりました。
幸運にも、命名する権利は八ヶ岳の星仲間に与えられました。
この星の名前は…、ｚａｂａｄａｋ。
昔から約束されたように、名前は決まりました。
ザバネタリウムがとりもつ縁です。
プラネタリウムの星空と、
ｚａｂａｄａｋの音宇宙が融合するザバネタリウムは、
小惑星ｚａｂａｄａｋを誕生させたのです。
梅雨が明けると、真夜中の南の空に見えるやぎ座の中に、
この星は移動します。
肉眼では見えなくても、
ｚａｂａｄａｋファンなら、
きっと、
心の眼で見えるはずです。
（文・ナレーション：村松 修）