| Millenetarium | 星と音楽の夕べ２０００年１２月 |
| 〜２０世紀の最後に贈る 地球（ほし）のうた〜 |
第三週１２/１６
Web masterみわ---studio.miwa@nifty.ne.jp---PRESENT FOR YOU
（斎藤ネコ・ストリング・カルテット）
中学・高校生の頃、管弦楽の音楽ばかりをきいていました。生の楽器が生み出す音がやはり一番好きです。五島プラネタリウムの星空には、シンセサイザーの音よりもアコースティックの音の方が合っているとわたしは思っています。弦の音をつかった「星と音楽の夕べ」もコーディネートしたかった思いをここに果たします。ザバネタリウムシリーズの中では「五島プラネタリウムらしい」もっともオーソドックスな日の入りとなるでしょう。
On This Planet
（斎藤ネコ・カルテット・ウィズ・小峰公子）
ミレネタリウムのテーマは「わたしたちは五プラのこども」。小さなドームの中のつくりものの星空をながめながら、本当の空、風、夕日を見つめてください。未来に受け継ぐ「五プラの種」をひとりひとりの心の中に播いて、持ち帰って大切にそだててください。
やがて芽をだし、いつか美しい花を咲かせることができますように。そしてそれが、また次の種を播くことにつながっていきますよう。
うれしい気持ちの組曲〜秘密の愛〜
（斎藤ネコ・ストリング・カルテット）
第三週は「日本屈指のストリングカルテット」といわれる斎藤ネコ・ストリング・カルテット（以下、ネコカル）を率いる、斎藤ネコさんの関わった曲を集めました。
ネコカル・ライブの生々しさといったらありません。演奏する曲がその場で決まったり、リピートしてどこどこにとんで・・・などと演奏直前に打ち合わせていたり、演奏しながら音楽がどんどんふくらんでいくようです。おそらく、音、演奏、そのものをメンバーが楽しんで、また、客のほうもそれを楽しみに足を運びます。それが、音楽の楽しみ方の原点のようにおもうのです。
鍛練された技術があり、豊かな経験があるから、そんな「ゆらぎ」のあるすがたをステージ上で見せられるのでしょう。それは五島プラネタリウムの「生解説」「ライブ投影」の魅力にも通じていると思います。「生解説」「ライブ投影」の五島プラネタリウムとネコカルの音楽の魅力は同じ要素を含んでいるのではないでしょうか。
桜
（斎藤ネコ・カルテット・プレイズ・ザバダック・ウィズ・吉良知彦）
冬の夜桜、この曲が流れている９分間に、みなさんの心には何が思い浮かぶでしょうか。五島プラネタリウムの星は何を語りかけてくれるでしょうか。この曲を聞いて「まるで大きな桜の木の一生をみているようだ」と語った方がいらっしゃるそうですが、わたしは五島プラネタリウムの一生を思い出すかもしれません。半世紀に及ぶ歩みのあとを。
心だけそばにいる〜HERE IN MY HEART〜
（谷山浩子）
もうすぐ動くことも星を映すこともなくなる、五島プラネタリウムの投影機ツアイス４型。もしあの機械に人格があるなら、わたしたちファンに向けて、笑顔でこう歌いながら引退していってくれたら、と願います。
窓
（小川美潮）
村松さんの投影で「星空は、宇宙に開かれた窓」と聞いたことがあります。その窓のそばに佇んでいる「彼女」とは渋谷のツアイスであり、解説員であり、運営に携わったすべての人々であり・・・すべてをひっくるめた「五島プラネタリウム」そのもののことだと姿を重ねながら、この曲をきいています。
機械と建物には必ず寿命がやってきます。形あるものはいつかなくなってしまいますが、４５年前の古い夢は新しい夢に生まれ変わることができるのです。空を見上げなくては星が見えてこないように、まず夢を持ち、育てる努力をしなくては夢が叶うことはないでしょう。星も夢も見ずに「永遠の命」を願うよりも、「今ある命」を精一杯生きて「新しい命」をつくり育てていきたいものです。
終わりは始まりの 始まりは終わりのために
（橋本一子）
太陽のような恒星もやがて活動を終えるときがやってきます。星の一生の終わりが新しい星の誕生につながります。五島プラネタリウムの終わりもなにかの「始まり」のためになるのなら、寂しい気持ちも薄らぐような気がします。
ミレネタリウムメニューへもどる
ザバネタリウムトップへもどる
宣伝協力お願いします！---宣伝協力ホームページ---